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聴力障害がある場合と運転免許はとれる?

 

 

聴覚障害者の運転免許取得の種類

 

運転免許を取得するには、交通法規や運転技術の修得だけでなく、視力検査による視覚の条件を満たしていることが必要です。聴覚障害を持つ人に対しては、2008年の道路交通法の改正で、普通自動車の乗用車の免許が取得出来るようになりましたし、2014年の改正では普通自動車の貨物車、普通および大型自動二輪、原動機付自転車・小型特殊自動車についても免許が取得出来るようになりました。ただし聴覚を補う条件をクリアすることが必須条件となっています。

 

聴覚を補う条件とは

 

車の運転で聴力に障害があるとされるのは、補聴器を使用していても10メートルの距離から90デシベルの警報が聞こえない人を対象にしています。運転の条件として、使用する車に特定後写鏡の装着と聴覚障害者標識の表示義務の2つがあります。特定後写鏡は通常の車に装備されているバックミラー・サイドミラーで、はっきりと確認が難しい部分を映す効果があります。補助ミラーもしくはワイドミラーと呼ばれることもあります。

 

聴覚に障害があると後続の車がクラクションを鳴らしても気づくことが出来ません。特定後写鏡を装着することで、後続車との事故を予防出来ます。聴覚障害者標識は普通自動車限定ですが、車両の前後に装着が義務付けられています。聴覚障害者が運転する車であることを他者に知らせることで、他車の無理な割り込みや幅寄せよる事故防止を目的としています。健常者が聴覚障害者標識のある車に対して、無理な割り込みなどをした場合に罰金と減点の対象になります。

 

交通法規違反について

 

聴覚障害者が、普通自動車を運転する時に標識を装着しなかった場合、2万円以下の罰金、4000円の反則金が課せられ、違反点数は1点です。特定後写鏡を装備しなかった場合には、5万円以下の罰金、7000円の反則金、違反点数2点となります。健常者が視覚障碍者の車に対して幅寄せなどをした場合には、5万円以下の罰金、6000円の反則金、違反点数は1点が課せられます。聴覚障害者標識は若葉マークほど普及していないので認知度が低く知らない人も多いのですが、道路交通法の改正が行われた場合には、安全運転のためにもこまめにチェックしておくとよいでしょう。